JA共済の「クルマスター」のCMが新鮮

JA共済の自動車共済「クルマスター」のCMを初めてテレビで見た。
(フジテレビの「めざましどようび」放送中)

 ⇒JA共済のCMライブラリ

自動車ディーラーのショールームのシーンで「クルマを比べるように、クルマの安心を比べよう」というコピーから始まる。
クルマはディーラーめぐりをして比べるように、自動車保険も比べようというメッセージだ。

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農村部でJA共済以外の自動車保険に入っている層をターゲットとしたCMなのだろうか。
わざわざ地上波で放送する必要があるのか疑問だが、注目すべき点がある。
それは、数ある自動車保険(共済)のTV-CMの中で「夜間休日現場急行サービス」を初めて訴求したCMという点だ。

「警備会社の警備員が夜間休日に事故現場に駆けつける」というサービスを映像化することによって、事故対応の安心感を訴求している。

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なお、JA共済のデジタルパンフを見ると、「JA共済より業務委託を受けた民間警備保障会社の対応員が急行」と書いてある。

 ⇒JA共済のデジタルパンフ

なぜ「夜間休日」だけなのかという疑問を持つ人もいるかもしれないが、平日の日中の事故は、現場から近ければJA共済の担当者が駆けつけることがあるらしいので、そもそも平日の日中はこういったサービスは必要ないのだろう。

JA共済と同様の警備会社の警備員による現場急行サービスは、セコム損保や全労済が以前から提供しているが、広告などにおいて積極的に訴求されることはなかった。

「事故対応」という品質が目に見えないのサービスを訴求するには、このような実際のサービスメニューを映像化していくことが重要なのかもしれない。

ダイレクト損保各社間でロードサービスのスペック競争ばかりになっているなか、事故対応のサービスメニューを具体的にわかりやすく伝えていくことが、今後の自動車保険の差別化のポイントとなっていくのではなかろうか。

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