2009年7月アーカイブ

イーデザイン損保のプレゼント応募客向けのメルマガが昨日配信されたと辻田幹夫氏のブログで紹介されているが、見積り客向けに別のメルマガも同日に配信された。
こちらもhtmlメールで作られている。
edsp20090728_01.jpg

html版が読めない人向けの配慮もある。
http://camp.edsp.co.jp/mg-p/mga001/index.php

このメルマガからは次の3コーナーへのリンクが設けてある。

「イーデザイン損保のイー話」

「なるほど!イー話」

「ちょっとブレイク♪社員ダイアリー」

の3つのコーナーへのリンクが設けてある。
まだよく見ていないが、取急ぎ速報という形でエントリーをアップしておく。


山口県防府市あたりの集中豪雨について、ダイレクト損保各社がお見舞いメッセージを掲載しているが、イーデザイン損保のメッセージはちょっと他社とは違う。

edsp20090726.jpg


イーデザイン損保以外のダイレクト各社は、フリーダイヤルを掲載して、「被害があったら電話してください」いうようなことを書いてあるだけなのだが、イーデザイン損保では、集中豪雨の被害があった地区の契約者にメールで案内しているのである。

これがイーデザイン損保の「お見舞いメール」サービスのおそらく第1号なのだろう。

集中豪雨で自分の車が被害にあった際、普通の自動車事故とは違って加害者がいないため、自動車保険の適用になることに気がつかず、保険会社に相談すらしない人もいるだろう。
こういった人たちに対し、イーデザイン損保は自社側から該当地域の契約者に「お見舞いメール」と称して、保険金の支払い対象になることを積極的に案内しているものだ。

実際のところ、開業間もないイーデザイン損保の契約者が防府市周辺に何件いるのか疑問だ(ゼロかせいぜい数件程度だろう)。さらに実際に被害にあった契約者はゼロの可能性が高く、いわゆる保険金支払い部門としての「損害サービス部門」的には意味のないサービスといえる。


しかし、これを契約者が多い地域でやったらどうであろうか?

たとえば大型台風が首都圏に直撃した際に、(契約者数が多いであろう)首都圏の契約者に対し、このような「保険会社側から積極的に保険金の請求について案内を行う」ことをすれば、実際に被害が発生していない契約者であっても「イーデザイン損保は誠実な保険会社」というプラスのイメージを持つだろう。

そしてそれを周囲に話せば、イーデザイン損保のプレゼンスが高まるだけでなく、逆にこういったサービスをやっていない自動車保険会社の加入者に自分の加入している会社に不信感を持たすことができる。

この消費者側から生まれる口コミ効果によって、お金に換算することができない大きな価値をもたらす「お見舞いメール」サービスは、損害サービスという自動車保険の本質的な機能を巧く使ったマーケティング戦略といえる。(そもそもメールを使うだけなのでコストはゼロに近いということを忘れてはならない。)
これは古い体質の保険会社の損害サービス部門では絶対に開発できないサービスだろう。
マーケティングセンスがある損害サービス部門を持つイーデザイン損保はすごい保険会社なのかもしれない。

チューリッヒが専属バイクによる新ロードサービスを2009年7月13日から開始した。

チューリッヒの提携先ロードサービス業者にて専属バイクを用意し、それによるロードサービスを行うものである。


開始時期 2009年7月13日
対応エリア 東京23区
サービス内容
【車両サービス】

* バッテリー上がりのジャンピング
* キー閉じ込みの開錠
* タイヤパンク時のスペアタイヤ交換
* ガス欠時のガソリン給油作業
* 各種オイル漏れ点検・補充
* 冷却水補充
* 各種灯火類のバルブ交換
* ボルト増し締め
* サイドブレーキの固着

【事務手続き、その他サービス】

* 事故処理のプロセスの説明
* 事故状況の情報収集
* 警察、救急車、家族への連絡代行
* 交通整理の代行
* 備品の提供(おしぼり・使い捨てカイロ等)


肝心の専属バイクの台数がどこにも記載されていないところが気になる。
東京23区でのロードサービスをカバーするのに何台必要なのかわからないが、もしかすると数台だけかもしれない。

これは、到着時間の短縮というサービスレベルの向上によって顧客満足度を高める目的というよりも、都心をチューリッヒのマークのバイクを走らせることによる宣伝効果を狙っているのだろう。「新ロードサービス」を語った「走る広告メディア」を開発したというものだ。
そうでなければBMWの1200ccバイクである必要はなく、そこらへんのバイク便業者を使ってもいいはずだ。
BMWの1200ccという不必要に高額なバイクを使う理由は、「高級感」「品質感」といったブランドを醸成するためだろう。


【以下 ニュースリリース】
http://www.zurich.co.jp/aboutus/news/release/pr090710.html

チューリッヒ保険会社
「Z-エクスプレス」 専属バイクによる新ロードサービス開始
トラブルの迅速な解決と高品質なサービス提供を実現

2009年7月10日

チューリッヒ保険会社(東京都新宿区日本における代表者および最高経営責任者小関誠)は、2009年7月13日より、専属バイクによる新ロードサービス「Z-エクスプレス」を導入いたします。

「Z-エクスプレス」では、バイクの機動性を活かして、事故・故障のトラブル発生時に、専任スタッフが迅速な解決かつ高品質なサービスをお届けします。本サービス導入により、駐車場や道幅の狭い場所での故障や渋滞中の道路上でのトラブル発生時など、自動車よりも迅速かつ機動的に対応でき、お客様の不安をいち早く取り除くことが可能になります。また、慣れないトラブルへの対応や、大切なお車への応急処置に質の高いサービスを求めるお客様の声に応え、チューリッヒは、専属バイクと当社が教育した専任のロードサービス・スタッフをご用意しました。専属バイクと専任スタッフによるロードサービスの提供は国内損害保険業界では初の試みとなります。

専任スタッフを常時待機させバイクを活用することにより、トラブル発生時の現場到着所要時間が短縮されます (*)。また、ロードサービスの提携先である株式会社プレステージ・インターナショナルの子会社である株式会社プレミアRSの所属スタッフに対して、当社専任スタッフに養成するためのカリキュラムで約70時間に及ぶ研修を実施しました。チューリッヒ社員が直接ロールプレイングやOJT方式での実践的なトレーニングを行うことで、チューリッヒならではの高品質なサービスの提供が可能になります。また、専属バイクは、チューリッヒのロゴをあしらった特別仕様のデザインを採用した、BMW社製の車両となります。

(*)事故・故障の連絡を受けてから現場に到着する時間が、平均約10分短縮されます。

今回は、交通渋滞が激しく、またバッテリー上がりやタイヤ交換、鍵の閉じこみなどバイクでの対応が可能な事故・故障案件が多く、需要の高い東京23区より導入いたします。

今後も、チューリッヒはブランドコンセプトである「チューリッヒのHelpPoint」の下、お客様の必要な時に必要なサービスを開発し提供してまいります。

(チューリッヒ・ファイナンシャル・サービシズグループについて)

北米、ヨーロッパ、アジア、中南米などに事業拠点を持つ国際ネットワークを誇る、保険事業を基盤とした金融サービス・グループです。スイスのチューリッヒ市を本拠に1872年に設立され、およそ60,000人の従業員を有し、170カ国以上でサービスを提供しています。

(注)ロードサービスは当社が提携するロードサービス会社が提供するものです


アメリカンホームとソニー損保が今日2009年7月1日からGPS位置情報通知サービスをスタートさせた。

知らない場所でのクルマのトラブル時に、携帯電話のGPS機能を使って位置通知を行うサービスで、チューリッヒが最初に導入したものである。

チューリッヒはこのGPSサービスをテレビCMなどで利用し、「チューリッヒ=GPSサービス」というイメージを消費者に植えつけることに成功している。

その後、アクサダイレクト、SBI損保と続き、今では多くのダイレクト損保で当たり前のサービスとなりつつある。

ここで、ダイレクト損保各社のGPS位置情報通知サービスの状況をまとめてみる。

GPS位置情報通知サービスの有無
ソニー損保 あり
三井ダイレクト なし
アクサダイレクト あり
チューリッヒ あり
アメリカンホーム あり
そんぽ24 なし
SBI損保 あり
イーデザイン損保 なしあり

こうしてみると、サービスにコストをかけないスタンスの三井ダイレクトは妥当といえるが、最後発のイーデザイン損保が導入してこないのが不思議だ。
おそらくイーデザイン損保は、他のダイレクト各社と異なり、東京海上グループのロードサービス業者を使っているからだろう。
親会社の系列業者をつかわなければならないという「しがらみ」によって、消費者にとって最善のサービス業者を選択できない苦しさが感じられる。

今後もイーデザイン損保は、東京海上グループであることやNTTファイナンスの出資であることによっていろいろサービス展開に制約がでてくるのかもしれない。


【2009/7/2 追記】「オペラシティ」さんからイーデザイン損保でもGPSサービスを提供しているというご指摘をいただいた。
たしかにウェブサイトに記載がないものの、開業時のニュースリリース資料にはGPSサービスについて記載されていました。
私の確認不足によるもので、あやまった記事を記載したことをお詫びします。


メインサイトはこちら: 「自動車保険を元損保社員が比較ランキング」


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