2009年4月アーカイブ

いまさらだが、チューリッヒが「休日訪問サービス」を訴求し始めている。

サービス自体は「※ 本サービスでは当社提携会社の社員がお伺いします。」とあるように、チューリッヒの社員ではなく、外注先の業者が訪問するだけなので、決定権もないし、一般論的なアドバイスしかできない。さらに「休日の入院事故」に限っているので、実際に利用するシーンは少ないだろう。

ということで、保険会社的には、単なるたいした業務負荷もコストもかからないサービスなのだが、一般の消費者からみると「訪問サービス」という言葉のインパクトは大きい。
それを狙ってかこのサービスだけを訴求した専用ページまで作って「顔の見えるサポート」といっている。

チューリッヒの「休日訪問サービス」は、消費者が受けるいいイメージほど、実際のサービス価値は高くないのだが、目の付け所は悪くない。
土日が休みのドライバー層が多いといわれるダイレクト自動車保険においては、今回の「休日現場急行サービス」程度でなく、本物の「顔の見えるサポート」を真剣に考えたサービスを提供する会社が今後消費者に選ばれていくだろう。

ダイレクト各社の訴求要素も横並びになりつつある昨今、今一度、各社の奮起を期待したい。

20090418.jpg

いつも参考にさせていただいている「保険Walker」さんがご自身のブログで、ソニー損保が「人身傷害を「1億円」を勧めているプランについて異を唱えている。
http://hokenwalker.seesaa.net/article/116215954.html
http://hokenwalker.seesaa.net/article/117328034.html


↓問題のページ(ソニー損保:おすすめプラン)
http://www.sonysonpo.co.jp/prod/auto/difference/N2010906.html


保険Walkerさんは「人身傷害は3000万円で充分」という主張をお持ちのようだ。
たしかに別口で生命保険に加入していれば、その分を差引いて補償額を設定するという考えは一理ある。私は違う考えだが。

ちなみに損保ジャパンの説明はこう。損保ジャパン以外の各社もだいたいこんな感じだ。
20090413sompo-japan.jpg


私は、「人身傷害は1億円も必要か?」という問題よりも、ソニー損保の問題は「夫婦=1億円」、「家族もち=1億円」というあまりにも大雑把な分類で「おすすめ」していることだと考える。

なぜ「夫婦」だけの生活者に一律「1億円をおすすめ」するのか、ソニー損保のマーケティング担当者に問い詰めたい。
人身傷害は、本来、その人の年齢・家族構成・年収(さらには加入の他の保険)によって、必要な補償額は大きく変わってくるのである。


なお、ソニー損保はサイトにこう書いている。


「初めて自動車保険に入るのだけど、どんなプランがいいのかな?」
「私に合ったソニー損保のおすすめプランはどれだろう?」
初めてのお客様でも安心してお選びいただけるように、
お客様のライフステージに合わせたパッケージプランをご用意しています。

・ソニー損保の基本プラン「ソニー損保セレクト」
・ご夫婦のための「パートナーセレクト」
・ご家族のための「ファミリーセレクト」
・新社会人・単身者のための「ルーキーセレクト」

このようなプラン設計である。
要は、世の中の自動車保険加入者を「夫婦」「家族もち」「独身」「その他」のたった4つに分類しているのだ。
こんなセグメンテーションしかできないようでは、ソニー損保も先行きが不安だ。
それくらいソニー損保の「おすすめプラン」はひどい。



メインサイトはこちら: 「自動車保険を元損保社員が比較ランキング」


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