ソニー損保 中間決算

年末のかけこみ示談の対応でなかなかブログの更新が出来なかったが、久々に自動車保険ニュースについて書いてみる。

ソニー損保が2005年11月23日中間決算を発表した。
自動車保険単独の契約件数はわからないが、分母が大きくなってきても収入保険料は対前期121.5%と順調な契約の伸びである。
ただ、一定、契約規模が大きくなると、満期時に他社に流れてしまう「満期落ち」分の減収を新規獲得契約の収入保険料が上回らないと、トータルでは減収になるという厳しい試練が待ち構えている。

これには、新規獲得件数の拡大を目指すことはさることながら、契約の継続率の向上が極めて重要になってくると思われる。
ただ、人的つながりのない通販自動車保険は「事故を起こさなければ安いほうがいい」という心理が働きがちであることから、契約者の囲い込みというのはなかなか難しい。

その意味でも、ソニー損保は派手なテレビCMにコストをかけるのもいいが、継続契約者のフォローに有効なコストをいかに掛けていくかにかかっていると思う。

私から見ると、あまりにもこれまでのところ順調な伸びすぎてつまらないが。。。


自動車保険を損保社員が比較

<以下ニュースリリース>


【正味収入保険料】
 主力商品の自動車保険、ガン重点医療保険ともにご契約者数が着実に増加し、2006年3月期中間決算での正味収入保険料は22,373百万円(対前年同期比:121.5%)となりました。
 また、自動車保険とガン重点医療保険を合わせた保有契約数は75万件を超えています。

【経常損失・中間純損失】
 経常損失は前年同期から約10億円縮小して132百万円となりました。また、中間純損失は前年同期から約7億円縮小して103百万円となり、黒字化に向けて順調に伸展しています。
 なお、ソニーグループの連結決算で適用している米国会計基準(*)では、2004年3月期決算で黒字化して以来、順調に黒字額を拡大しています。

【諸比率】
 正味事業費率は正味収入保険料の増収や業務効率化などにより前年同期から3.5ポイント改善して29.6%となり、正味損害率(49.2%)と合算した率(コンバインドレシオ)は78.8%となりました。また、ソルベンシー・マージン比率は2005年9月末時点では1,030.6%で、基準となる200%を超える十分な支払余力を確保しています。

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