2005年7月アーカイブ

チューリッヒが、2005年8月17日以降にインターネット(同社ホームページ: www.zurich.co.jp)にて見積りおよびお申込みをいただいた新規契約を、最大7,000円割引をすると発表した。

これまでチューリッヒはインターネット割引は、新規、継続契約とも2,500円割引であったが、そのうち、新規契約について割引額を大幅に拡大した。

保険料によって割引額が大きく異なるため、すべての新規契約者が7,000円割引となるわけではない。
おそらく、新規契約の伸びが鈍化してきたことに対する起爆剤的な効果と、保険料単価の低下に対し保険料単価を高く誘導する効果を狙っているのだろう。

いじわるな見方をすれば、「そもそも7,000円高い保険料をこれまで払わされていた」といえるかもしれない。

また、「電話での申込者を拒絶するための保険料レート」ともいえる。電話を減らして、コールセンターの人減らしも視野に入れているのではなかろうか。

さて、このコストダウンは、どこから捻出するのだろうか?
チューリッヒの事故対応は評判が芳しくないが、この7,000円のコスト削減が、事故対応のクオリティに影響しなければいいのだが。。。

個人的には、三井ダイレクトが仕掛けた、価格競争に突入していくことは、結果的に「事故対応力」を初めとした会社の顧客対応力を低下させ、その結果、せっかく獲得した契約者を離反させ、「安かろう悪かろう」というブランドだけが残ってしまうような気がする。

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チューリッヒならインターネット申込で、最大7,000円割引

そんぽ24が、販売代理店を現在の2.2倍の1000店体制を目指すとのニュースがあった。
通販損保は新聞やテレビの広告宣伝でコールセンターに誘導するケースが多いが、代理店を増やし募集を行うようだ。

通販損保の保険料の安さの理由の一つに「代理店を介在させないことによって、代理店手数料に相当する中間コストをカットする」というものがあるが、そんぽ24は代理店手数料を支払ってでも、広告宣伝費をかけるより効果があると判断したようだ。

そんぽ24の代理店を委託するのは、おそらく親会社の日本興亜損保の既存代理店と思われる。
日本興亜としてみれば、近年の通販損保への契約の流出が思ったより大きく、そんぽ24以外の通販損保に契約を取られるのを防ぐ目的で、既存代理店に子会社であるそんぽ24の代理店をやらせるのだろう。

代理店手数料を支払って、さらに安い保険料を提供するとなると、いったいどこの部分のコストを削るのだろうか?事故対応のコストを削るのでなければいいのだが。。。

今回のそんぽ24の代理店戦略は、他の通販に契約がどんどん流れている日本興亜の思惑と、広告宣伝投資を行っても思うように契約が取れないそんぽ24の苦しい台所事情を反映しているように思う。

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<フジサンケイビジネスアイ より>
日本興亜損害保険が全額出資する自動車保険の通信販売専業子会社「そんぽ24損害保険」は、2005年度内に同社の自動車保険の仲介を行う販売代理店を現状比2・2倍の1000店に拡大する。手薄な販売力を強化するには代理店の拡充が欠かせないと判断した。

 仲介窓口を拡充し、顧客との接点を広げることで、06年3月期の正味収入保険料(売上高)を前期比72%増の110億円に引き上げる計画だ。

 増強するのは、同社の通販専用の自動車保険の仲介を行う販売代理店。5月末の店舗数は450店だが、これを1000店まで増やす。

 販売代理店は、それぞれの店舗を訪れた顧客に同社の商品を紹介、そんぽ24のコールセンターやホームページに顧客を誘導する仕組み。そんぽ24は、成約まで至った場合、見返りとして代理店側に手数料を支払う。

 通常の通販専業損保では、新聞やテレビなどを通じた広告宣伝で顧客をコールセンターに誘導するケースが多い。

 ただ、この仕組みの場合、広告宣伝費が膨らみ正味収入保険料に占める経費の比率を示す「事業費」が上昇し、収益圧迫にもつながりやすい。

 そんぽ24は、こうした既存の販売手法を導入するよりも、代理店を仲介させる仕組みの方が費用に対する見返りの効果が大きいと判断した。

 同社は、昨年7月に日本興亜損保が明治安田生命保険から買収した「安田ライフダイレクト損害保険」を前身とする。同10月に社名を「そんぽ24損害保険」に変更した。

通販各社の2004年度決算が出揃った。

そんぽ24の契約の伸びが頭打ちになったという記事を先日書いたが、アメリカンホーム、チューリッヒも深刻なようだ。
新規獲得件数自体が少ないのか、それとも満期時に継続せずに他社に移る契約者が多いのかわからないが、外資系通販2社がかなり苦戦している。

そんな中、やはりソニー損保は3年連続通販売上1位となった。
アメリカンホームや、チューリッヒ、アクサより後発であるにもかかわらず、通販のリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものにしつつある。

三井ダイレクトは、契約増加のペースがあまり落ちておらず、アメリカンホームの背中が見えてきた。圧倒的に安い保険料の魅力に既存損保のみならず、他の通販自動車保険の契約者も奪取しているようだ。
事故サービスやロードサービスのコストを最小限に抑える経営戦略が今のところ功を奏しているのだろう。

アクサも地味ながら契約増加のペースを維持してがんばっている。

何となく、ソニー損保、三井ダイレクト、アクサの3社の戦いになってきそうだ。
各社とも何で「差別化」していき、何が顧客に選ばれていくのか興味深い。


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