ソニー損保が通販1位から転落する日

ソニー損保も通販で2年連続売上1位と、通販のリーディングカンパニーとしての地位を築きつつあり、事故対応サービスも通販ではトップレベルといってもいい。

ソニー損保が開業した頃、「担当者の顔写真入の事故受付ハガキ」など、やることが既存の損保にとっては驚くようなことばかりだった。
休日に平日同様のサービスセンターの営業をしたのもソニー損保が最初だったような気がする。
しかし、既存の国内損保も、通販損保がはじめた新サービスに追いつき、さらに追い越しつつある。たとえば、三井住友海上は、4年位前から休日の初動対応を夜10時までやっている。
このように、開業当初は既存損保を上回る業界トップレベルのサービスであったものも、時間とともに陳腐化しつつある。

ソニー損保は、「くりこし割引」や「おりても特約」などオリジナリティがある商品を次々と出しているし、最近のインターネットや携帯を使った情報提供サービスも面白い。
しかし、事故対応サービスそのものは開業の頃よりここ数年進化していないように感じられる。(内情は知らないが、少なくとも外から見る限りは)
例えば、今では三井ダイレクトでも休日初動対応をやっているし、さらに平日は19時までサービスセンターの担当者に電話がつながるらしい。
逆にソニー損保のサービスセンターに電話する機会があったが、17:30には早くも留守番電話だった。(どうせ残業しているなら電話くらい出たらどうだ?)

通販1位に甘んじて他社の動向に注意していないようだと、「通販の中では高いくせに、サービスも他社と大して変わらない」会社になってしまうだろう。
「保険業界の吉野家」や「ハナコアラ」に追い抜かれる日もそう遠くないかもしれない。

個人的には、損保の古い文化に次々と新しい風を吹き込んでくれるソニー損保の次なる一手を期待したいが。。。

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