06)アメリカンホームの最近のブログ記事

アメリカンホームが自動車保険の事故受付後の初期対応サービスの対応時間を大幅に拡大した。

平日、休日とも9:00から21:00までに新規受付した事故について、当日中に初期対応を行うものである。
当日中の初期対応は各社とも拡充してきており、近いうち、ダイレクト損保各社の状況を整理しておこうと思う。

一方、今回、アメリカンホームは静岡と神戸の事故処理拠点を廃止する。
静岡県と兵庫県に自前の事故処理拠点を持つ唯一のダイレクト損保だったのだが、それを廃止するというのは、営業的なメリットよりもコスト効率化が目的なのだろうか。
ちょっと残念だ。


自動車事故における初期対応サービス時間の拡大
および損害サービスセンター統合について
~全損害サービスセンターにフリーダイヤル導入~

2010年3月29日

アメリカンホーム保険会社(日本における代表者:横山 隆美)は、万一自動車事故に遭われたお客様に対してより迅速かつ丁寧な対応ができるよう、弊社社員が事故直後にアドバイスの提供などを行う初期対応サービスの時間を拡大するとともに、組織体制の強化を図るため、損害サービスセンターの統合を行います。また、保険金支払い業務に携わる全ての損害サービスセンターにフリーダイヤルを導入しました。

1.初期対応サービス時間の拡大

万一自動車事故に遭われたお客様の事故直後のご不安を少しでも早く解消し、解決にむけての第一歩として、迅速で丁寧な対応をご提供するために、 2010年4月1日から弊社社員がアドバイスなどを行う初期対応サービスの時間を拡大します。これまでは「平日午前9時から午後5時まで」にお客様から新規にご報告をいただいた自動車事故について、当日中に初期対応を行っていましたが、「平日午前9時から午後10時まで※1」および「土日祝日の午前9時から午後10時まで※1」に時間を拡大いたします。


(※1)お客様から午後9時までに新規にご報告いただいた案件を対象とします。

お客様のご要望に応じて、主に以下の初期対応サービスをご提供します。
・お客さまの事故対応のご要望内容の確認
・事故の相手方への連絡
・病院・自動車修理工場等関係者への連絡


2.損害サービスセンターの統合および名称変更

組織体制、サービス体制の強化を図るために、2010年4月5日に静岡損害サービスセンターを名古屋損害サービスセンターに統合し、中部損害サービスセンターに名称を変更します。
また同時に、神戸損害サービスセンターを大阪損害サービスセンターに統合します。
この統合により損害サービス体制がさらに強化・充実され、現在の静岡および神戸損害サービスセンター担当エリアにお住まいのお客様も含め、万一自動車事故に遭われたお客様に対して一層万全かつ丁寧な対応ができるようになります。

3.全損害サービスセンターにフリーダイヤル導入

2010年3月から全ての損害サービスセンターにフリーダイヤルを導入しました。これによりお客様や相手方等事故関係者の方の利便性を高め、さらにきめ細かなコミュニケーションが可能となります。

アメリカンホームとソニー損保が今日2009年7月1日からGPS位置情報通知サービスをスタートさせた。

知らない場所でのクルマのトラブル時に、携帯電話のGPS機能を使って位置通知を行うサービスで、チューリッヒが最初に導入したものである。

チューリッヒはこのGPSサービスをテレビCMなどで利用し、「チューリッヒ=GPSサービス」というイメージを消費者に植えつけることに成功している。

その後、アクサダイレクト、SBI損保と続き、今では多くのダイレクト損保で当たり前のサービスとなりつつある。

ここで、ダイレクト損保各社のGPS位置情報通知サービスの状況をまとめてみる。

GPS位置情報通知サービスの有無
ソニー損保 あり
三井ダイレクト なし
アクサダイレクト あり
チューリッヒ あり
アメリカンホーム あり
そんぽ24 なし
SBI損保 あり
イーデザイン損保 なしあり

こうしてみると、サービスにコストをかけないスタンスの三井ダイレクトは妥当といえるが、最後発のイーデザイン損保が導入してこないのが不思議だ。
おそらくイーデザイン損保は、他のダイレクト各社と異なり、東京海上グループのロードサービス業者を使っているからだろう。
親会社の系列業者をつかわなければならないという「しがらみ」によって、消費者にとって最善のサービス業者を選択できない苦しさが感じられる。

今後もイーデザイン損保は、東京海上グループであることやNTTファイナンスの出資であることによっていろいろサービス展開に制約がでてくるのかもしれない。


【2009/7/2 追記】「オペラシティ」さんからイーデザイン損保でもGPSサービスを提供しているというご指摘をいただいた。
たしかにウェブサイトに記載がないものの、開業時のニュースリリース資料にはGPSサービスについて記載されていました。
私の確認不足によるもので、あやまった記事を記載したことをお詫びします。
イーデザイン損保の補償内容はよくよくみると、他のダイレクトと同じ補償名でも、補償内容や保険を使った場合の等級などの取扱いなど優れているものが多い。

まだ整理しきれていないが、忘れないように自己メモ。


■イーデザイン損保は、対人賠償保険の「臨時費用保険金」を請求した場合に「等級ノーカウント」となる。

「対人臨時費用保険金」の取扱い
保険を使うと等級ダウンするか?
ソニー損保 3等級ダウン
三井ダイレクト ノーカウント
アクサダイレクト ノーカウント
チューリッヒ 3等級ダウン
アメリカンホーム 3等級ダウン
そんぽ24 ノーカウント
SBI損保 ノーカウント
イーデザイン損保 ノーカウント



■イーデザイン損保は「エコノミー+A」車両保険でも「いたずら」が補償され、しかも「等級すえおき」となる。

「いたずら」による車両損害での車両保険の取扱い
エコノミー+Aで補償されるか? 保険を使うと3等級ダウンするか?
ソニー損保 ×(一般車両でのみ補償) 等級すえおき
三井ダイレクト ×(一般車両でのみ補償) 3等級ダウン
アクサダイレクト ○(一般車両、エコノミー+A) 等級すえおき
チューリッヒ ×(一般車両でのみ補償) 3等級ダウン
アメリカンホーム ×(一般車両でのみ補償) 等級すえおき
そんぽ24 ○(一般車両、エコノミー+A) 等級すえおき
SBI損保 ○(一般車両、エコノミー+A) 等級すえおき
イーデザイン損保 ○(一般車両、エコノミー+A) 等級すえおき



こうしてみると、イーデザイン損保だけでなく、SBI損保、そんぽ24も同様にいい感じであることがわかる。


[2009年6月19日訂正] アクサダイレクトの「いたずら」事故について、「エコノミー+A」でも補償されるように改定されていました。 上記表を訂正させていただきました。 ご指摘くださった「ザブングル」さま、ありがとうございます。 [2009年7月5日訂正] 三井ダイレクトの「対人臨時費用」について、「ノーカウント」が正しいとのご指摘をいただきました。 上記表を訂正させていただきました。 ご指摘くださった「ぽち」さま、ありがとうございます。

先月、アクサダイレクトがロードサービスを改定したという記事を書いたばかりだが、アメリカンホームダイレクトもロードサービスを7月1日から拡充するようだ。


http://www.americanhome.co.jp/news/20090605.html


いくつかメニューがあるが、私が注目するのは以下の2点

・自走不能時のレッカーサービス無料けん引距離を10kmから50kmに延長
・事故現場対応サポート(新規導入)


レッカー距離を従来の10kmから50kmに大幅拡充したことによって、ダイレクト各社のロードサービスの無料距離のサービススペックのランキングは以下のとおりになった。

1位 チューリッヒ(顧客指定先:100キロまで、最寄の修理工場:無制限)
2位 アメリカンホーム(顧客指定先:50キロまで、最寄の修理工場:無制限)
3位 アクサ(顧客指定先:35キロまで、最寄の修理工場:無制限)
4位 ソニー損保(35キロまで)
5位 SBI損保(顧客指定先:30キロまで、最寄の修理工場:無制限)
6位 イーデザイン損保(顧客指定先:30キロまで)
7位 そんぽ24(顧客指定先:15キロまで、最寄の修理工場:無制限)
8位 三井ダイレクト(最寄の修理工場:10キロまで)


上位を「外資系」グループが独占し、「国内系」グループが下位グループというようにきれいに分かれた。
特に上位2社であるチューリッヒ、アメリカンホームは、自動車保険が対前年割れをしているので、サービスの強化を急いでいるのだろう。


次に「事故現場対応サポート」だが、これはよく見ると

「原則として事故現場まで30分以内で駆けつけることが可能と判断される場合のみ利用可能です。(30分以内に駆けつけ可能か否かは、事故発生場所/曜日時間帯等によります。)本サービスにおける「現場対応サポート要員」は弊社提携会社から派遣されるため、保険契約上の判断業務(保険対象事故か否かの判断、過失割合の認定、示談代行等)および事故相手方との直接交渉を行うことはできません。」

と書いてあるとおり、実際の利用シーンは極めて限定されるだろう。

企業側からすると、発生頻度が低いので、おそらくコストはたいしてかからずに、「現場に駆けつける」という消費者にはイメージの良いサービスをそろえることができるメリットがある。

「現場急行」的なサービスは、サービスを企業側の視点からしか考えられない会社だと、「ニーズが少ないので必要ないサービス」ということになってしまう。

イーデザイン損保のような「信頼感」を売りにした会社が参入し、ダイレクト自動車保険会社間の競争が激化しているいま、事故対応やロードサービスをマーケティングツールとして考え「コストがかからない割りに、消費者受けがいいサービス」揃えていくかというところが生き残りには必要になってきていると私は考える。
各社の知恵の絞りどころだ。

今まで気にも留めていなかったのだが、Yahooの検索結果に「ブックマーク:XXX人」というものが表示されている。

たとえば「自動車保険」で検索してみると、1位のサイトには「585人が登録」と書いてある。
0812_01.jpgのサムネール画像

これは、Yahoo!ブックマークの登録人数で、Yahoo!ユーザーの人気度をあらわすひとつの数字らしい。

これで各社の登録人数を見てみると面白いことに気がついた。

0812_02.JPGのサムネール画像

0812_03.JPGのサムネール画像

0812_04.JPGのサムネール画像

0812_05.JPGのサムネール画像

0812_06.JPGのサムネール画像

0812_07.JPGのサムネール画像


こうしてみると、実際のダイレクト自動車保険の売上げランキングの順位とブックマーク登録数の順位とが大きく異なっていることがわかる。


■ブックマーク登録人数ランキング

1位 三井ダイレクト:1128人
2位 チューリッヒ:755人
3位 アクサダイレクト:414人
4位 ソニー損保:106人
5位 そんぽ24:81人
6位 アメリカンホーム:57人
番外 私のサイト:43人


三井ダイレクトのブックマーク登録数の多さは驚かされる。
ネット中心の広告活動の効果と読むべきなのだろうか。

「5年連続売上げNo.1」のソニー損保はたった106人と、ダイレクト下位のそんぽ24とたいして変わらない少なさである点も興味深い。
ソニー損保はアダルトサイトにまでネット広告をばらまいているにもかかわらず、この登録数の少なさである。


また訪問してみようと思うサイトは「ブックマーク」なり「お気に入り」に登録する人が多いと思うが、その意味で、三井ダイレクトのブックマーク数の多さは、三井ダイレクトの存在感がネットユーザーの中で大きくなってきていることを意味する。

すでにネットユーザーに限定してみれば、ダイレクト自動車保険の売上げランキング1位はソニー損保ではなく、三井ダイレクトになっているのではないだろうか?

ソニー損保がダイレクト自動車保険1位から陥落する日が近いという記事を以前書いたが、まさにそれが現実化しつつある。

自動車保険ランキングとは別に、損保会社自体のランキングも掲載されていた。
・成長力
・多角化度
・収益力
・安定性
・健全性
の5項目でのランキングだ。
A~Eの5段階で総合評価されている。

1位 三井住友海上 A
2位 損保ジャパン A
3位 東京海上日動 A
4位 アメリカンホーム B
5位 ソニー損保 B
6位 ニッセイ同和 B
7位 日本興亜 C
8位 あいおい C
9位 日新火災 C
10位 チューリッヒ C
11位 AIU D
12位 朝日火災 D
13位 富士火災 D
14位 共栄火災 D
15位 セコム損保 E
16位 三井ダイレクト E
17位 アクサ損保 E


一部首をかしげるところはあるが、「自動車保険ランキング」よりは、納得できるか。

自動車保険を損保社員が比較

週刊東洋経済(2006.4.22)に「最強の「保険力」徹底比較」という特集が組まれた。

その中で自動車保険ランキングが掲載されていたので紹介する。
採点基準は、保険商品に詳しいファイナンシャルプランナー3人に、
・コストパフォーマンス
・補償内容
・先進性
・わかりやすさ
・自在性
の5項目をそれぞれ5点満点で採点したランキングだそうだ。

1位 ベリエスト(富士火災)4.25点
2位 VAP(日新火災) 4.18点
3位 MOST(三井住友海上)4.13点
4位 KAPセットアップ(共栄火災)4.10点
5位 ONE-do(損保ジャパン)4.06点
6位 自動車保険(ソニー損保)4.00点
7位 総合自動車保険ダイレクト3(三井ダイレクト)3.98点
8位 トップラン(あいおい損保)3.95点
9位 トータルアシスト(東京海上日動)3.90点
10位 総合自動車保険(アクサ損保)3.83点
11位 USA Premier(AIU)3.78点
12位 ぴたっとくん(ニッセイ同和)3.62点
13位 あんしんDX(JA共済)3.55点
14位 NEWセコム安心マイカー保険(セコム損保)3.42点
15位 クルマックス(日本興亜)3.40点

うーんと唸ってしまうランキングだ。
日新火災のVAPってそんなに高ランキングされるような商品だっただろうか?
他社と同じようなごく普通の自動車保険だと思うのだが。


自動車保険を損保社員が比較



メインサイトはこちら: 「自動車保険を元損保社員が比較ランキング」


(PR)

便利!最大20社の自動車保険見積り!全員もれなくに500円分のギフト券!

アクサダイレクト:こちらからの見積りで最大10000円割引

最安を探すなら。価格.comの自動車保険


アーカイブ

最近のコメント